大混乱?
トランプ大統領就任二か月。
今こんなことになっています。
凄いです。
実際はどうか分かりませんが、報道の中では大混乱の様相を呈しているように見えます。
3/23のモーサテより。丸紅米国会社 ワシントン事務所長・今村卓さんの解説
— 井口稔@ザイFX!編集部 (@Neko_Iguchi) 2017年3月26日
トランプ政権の高官のうち、上院の承認が必要なのは553枠だが決定していない枠が多数
上院の承認済み…20人
上院の承認待ち…38人
大統領の指名待ち…495人
大統領の指名まち495人!
色んな事態がストップしているように思えるのは私だけでしょうか・・?
メキシコ国境沿いの壁は本当にできるのだろうか・・・?
当初、私はこうみていました。
メキシコ国境沿いの壁を作るといったものの、莫大な予算が必要なことや、アングラ移民による安い賃金労働を確保できなくなるデメリットは看過できません。
United States of America
がそんなことをするだろうか?
建国300年と浅い歴史ゆえに、一つの選択肢として容易に上がってくる案だとは思うものの、様々な国の優秀な人材を引き付け、離さない魅力ある国として、その優秀な人材を抱える国として、アメリカそしてメキシコ双方にメリットのある回答を出してくるのではないだろうか?
一つの例としては、メキシコを一つの州にする考え方。
説明すると・・
メキシコが一つの州になってしまえば、国境というものがなくなるため、よりフレキシブルな移動が可能になります。より規律ある資本主義の導入が可能ということになります。所得格差は確実に生じるでしょうが、メキシコに、より規律ある資本主義が導入されることによって、メキシコ「州」は絶大な発展を見せる事と思われます。
資本主義導入の醍醐味は、貧困からの脱却エネルギー(貧困と認識することが重要ではありますが・・)を利用した、新産業の爆発的発展とその国の人々への富の享受かと思います。産業革命以降の教育システムにより、ヒエラルキーの認識によってより規律的に産業に従事することが可能となった人々が町を設計し、道路を作り、橋をつくり、店をつくり、ものをつくる。非常にたくさんの富が多くの人にもたらされます。(勿論光あるところには影があります。既存産業が衰退してしまい、恨みと苦悩の果てに亡くなる街・人もあります・・これは資本主義導入の影です)
現代において、資本主義導入が進んでいない場所に対し、導入を行おうとする場合、新産業は何か?・・・おそらくハイテク産業でしょう。
インドは近代資本主義の導入としてハイテク産業を導入し成功した良い例でしょう。しかしちょっと問題がありました。あれほど多い人口に対して、教育システムを整備して道に牛の糞をさせないようにするのは困難です。宗教の問題もあります。とはいえ、中国でも徐々に成功している様子を見ると、時間の問題なのかもしれません。
さて、メキシコにも新産業としてハイテク産業を導入し、教育システムを整え、インフラを整備するとするなら・・・誰がそれを教える?
ここでアメリカの成熟産業が登場です。アメリカの数多のインフラ産業はメキシコ整備に駆り出されれば、その産業が潤うことになります。
そのため、アメリカのとってもメキシコにとっても良い案となりえるかと思います。
(※あくまで個人の意見です)
これは一つの案でしかありませんが、
アメリカの高官の方が双方にメリットのある回答を出してくれることを望んでいます。
だって、壁ってちょっと21世紀っぽくないですよね。
あ、それから、
過去の資本主義導入の影の部分は影だから仕方ないというのではなく、
21世紀っぽい解決方法を示してくれると期待したいですね。
ダコタ・パイプラインの問題は再燃しており、
環境保護団体も微妙にからんでくるなど、
複雑になってきているように思います。
ミズーリ川汚染がどれほどされるのか、というか川をそれだけ汚染するような建設手法でやることを本当に決めたのか?(今どんな会社でもCSRは厳しく、そのような建設手法は今の時代存在しないはずと思いはしますが)の情報がいまいちわからないのですが、恐らく最適解があるはずです。
「環境が破壊される」
この一言で思考停止に陥ってしまう人が多数なのですが、(私も過去そうでしたが)
環境とは何か?
誰にとっての環境か?・・・人間か?蟻か?鉱物か?山の生き物か?海の生き物か?地球か?
破壊とは何か?
誰にとって何をどうすることを破壊というのか?
という定義をよくよく考えてみると、
環境破壊という言葉そのものが、人間のエゴから生まれているものだとわかります。
同じくして
「持続可能な社会をつくろう」
これもそうですね。
環境破壊 持続可能な社会
どちらも人間にとって都合のよい言葉です。
人間は自分の住みやすいように環境を変えてきました。その影響で森林や動物の一部は生きる事ができなくなり、絶滅してしまいました。しかし、地球というものからすればどうでしょうか?地球上にうごめいている生物が物質を左から右へ、右から左へ、はたまた物体から空中へと移動させているだけにすぎません。そして、地球自身にとって、人間は必要な生物か?と問うならば、おそらく答えはNoでしょう。
地球からすると人間は滅亡しようがどうなろうが何という事もないのです。自分の上で毎日ちょこまか動いて戦っていようが、人間の住む環境が悪化しようが関係はありません。Coreに手を突っ込まれるとさすがに怒りを買うかもしれませんが・・。
環境破壊というのはすなわち、人間以外の動植物が心地よく住める 環境 の 破壊 であり、持続可能な社会とは、人間という種が存続できうる社会 という意味にすぎません。
そう考えると、「環境破壊である」としてダコタ・パイプライン設置を安易に批判することができません。その場所はアメリカ先住民族が代々住まい、守ってきた土地、独特の感性により言い伝えがあることを考えると、ダコタ・パイプライン設置への批判は「人権問題」としてとらえるのが適切ではないかと思います。
その土地に住まう先住民の人々の言い伝えを無視し、そこに建設をするということは、その人々の信念を批判し、傷つける出来事とも捉えることができるかと思います。
そのため、建設批判を行う場合には、環境問題ではなく、人権問題にすべきでしょう。そして、アメリカ先住民族の方も人間です。人間として、蟻を踏みつぶしながら生きていることには変わりありません。つまりは地球からすれば、蟻からすれば、そこにそもそも人間などいても居なくても構わないのです。
ここで問題なのは、ではパイプライン設置即時OKか?というとそうではないということです。先にも少しふれましたが、太陽系の何等かの変化や磁場の変化、Coreの変化により地球の温度が極度に変化したり、動植物を死滅させる方向に向かうとするなら、人間にとって非常に都合が悪いです。ですから、そのパイプラインを敷くことによって、地球の磁場を変化させず、温度を急激に変化させないかどうかは調べるべきかと思います。
そして重要なのは、環境破壊という言葉が人間のエゴから生まれていることを認識することかと思います。ナメクジはコンクリートをなめて自分の殻の栄養にして生活することができます。人間とそれ以外の動植物との共存はベストなバランスと尊重により保たれると思います。人間は動植物の命をいただいて生活をしていますので、動植物にはいてもらわないと困るのです。環境破壊を止めようというのは、人類の絶大なる繁栄を支持しているのとほぼ同義と思えます。
環境破壊阻止に毎日頑張っている方からこんな質問が飛んできそうです。
ではどうすればいいのか?
これは私見ですが、
マイノリティーである部族の方が長い年月を培って生んだ考え方を尊重する運動に転換することや、地球を太陽系の一部ときちんと認識し、地球が我々を生かしておいてくれるためには、どうすればいいかを考える事だと思います。
それもまた私自身のエゴではあるのですが・・・。
トランプ大統領の話からだいぶずれてしまいましたが、
ダコタ・パイプライン建設は今後も見守っていきたいです。