h-tg2’s diary

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根深い事件

先日、オウム真理教の死刑囚への執行がなされました。

サリン事件、VXガス襲撃事件他、多数の犯罪に遭われ、お亡くなりになった方々に

改めてご冥福、関係者の方々へお見舞いを申し上げるとともに、

執行された方々へのご冥福をお祈りいたします。

 

***

 

思い起こせば、地下鉄サリン事件は私が中学生の時に起きた出来事で、世間を震撼させた大事件であり、新興宗教という言葉そのものを初めて知ったのもこの時でした。

バブルで多くの人が浮かれた時期も停滞をはじめ、終末論が流行り、

少しずつ世の中の何かが変わっていくように見えていた時期に起きた事件に思います。

TVではオウム事件一色の報道となり、カルト教団の特異性を見せつけられ

改めて恐ろしさを感じたのを覚えています。

 

何故、このような事件が起きたのか?

一連の裁判において、関係者による様々な証言がなされ、

明らかになりました。

一部の方々は、「まだ解明されていない」との主張を続けていますが、

裁判傍聴記録等を見る限り、”事実”(ファクト)は明らかにされています。

 

オウム事件に最も長く関わった、瀧本弁護士(サリン、VX、ボツリヌス菌での襲撃被害者でもある)のブログ、それからそこに掲載されている判例タイムズ(東京高裁の決定文が記載)には、その”事実”が書かれています。

『生きている不思議 死んでいく不思議』-某弁護士日記

 

瀧本弁護士の主張する事に、私も同感です。

 

ただ、殊更に死刑廃止を訴えるばかりではなく、

この膨大な裁判記録・・・

これをもとに、再発防止にも動いていかねばならないのかなとも思います。

 

再発防止のキーになるのは、

 

「こころ」「マインド」「精神性」「道徳性」の問題かと思います。

 

とても難しく、単純ではなく深く、一度おかしな部分で捕まえられてしまえば

なかなか抜け出す事も難しい問題。

 

20世紀は大量生産・大量消費によるモノの時代でしたが、モノによって人間は必ずしも幸せになれないことが分かった時代かとも思います。それを踏まえ、21世紀はこころの時代になるのかもしれません。モノ以外の観点から、人は、どのように生きれば、幸せなのか、それが強く問われている気がしてなりません・・・。

 

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参考URL:

 1.オウム事件についてもう少し簡単に知りたい方へ

◆裁判について簡単に知りたい方へ↓(裁判がアニメになっています)

【R&C・DAS】 字幕サービス 虚像の神様~麻原法廷漫画~判決編 その1 - YouTube

 

東京地裁 判決文-2004.2.27

松本智津夫被告 法廷詳報告 林郁夫被告公判

 

◆瀧本弁護士と元信者の対談↓

【公式TS】オウム真理教むいちゃいました【元信者×滝本弁護士×ニポポ】 - ニコニコ動画

 

 2.もう少し詳しく知りたい方へ

公安調査庁ファイル

オウム真理教 | 国際テロリズム要覧(Web版) | 公安調査庁

www.moj.go.jp