ちょっと怖いニュース ロボット課税について BILL GATES WANTS TO TAX ROBOTS
怖いといっても
ロボットが人を襲うとか
そういうたぐいのものではありません。
「ロボットに課税する」
とビルゲイツ氏が提案しています。
昨今のAI進化は目を見張るものがあり、
グーグル創設者のセルゲイ・ブリン氏もいうところではあります。
とはいえ、
ロボットに仕事を奪われてしまう!
だから課税を!
とすると、どんなことが起きるだろうか・・?
まず、ロボットに課税するとしても、実際に税金を支払うのはそのロボットオーナーということになります。
ロボットは自分の給料を貰って享楽に使ったり自分の修理に使ったりはしないわけで、ロボットオーナーがそのロボットを使って得た利益の一部を修理に回すはずですよね。
そのロボットに課税されるとなると、オーナーは何を考えるか?
できるだけ修理が少なくて済み、効率良く稼げる仕事をロボットにさせるのではないでしょうか。
ロボットは電気を食うはずですので、電気代も少なく、そしてロボットの体となっている材料たちが疲労しないように、激しく運動するような仕事はさせないでしょう。
そうなると、ここで怖いことが起きるかもしれません。
ロボットが上司で、部下が人間
あながち、まさかとは言えないと思います。
ちなみに、
エリジウムという映画では、同様のシチュエーションが描かれています。
ロボットの所有がより緩やかに進み、ロボット所有というものが誰しも手軽に手を出せる投資物のようなものになるとすれば、ロボットが上司になるのは時間がかかるかもしれません。
この場合、こんか感じで所有が進むかもしれません。
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【Aロボット 価格●●ドル】
・対象労働:労働加重クラス☆☆☆☆
・メンテナンス:3週間に1度 ●ドル
・故障の場合:●●ドル(関節、材料の疲弊、プログラミングバグを除く)
・課税:年間○×ドル
・年間のトータルリターン:〇〇%(Bよりも〇%高い!)
【Bロボット 価格●●ドル】
・対象労働:労働加重クラス☆☆☆
・メンテナンス:3週間に1度 ●ドル(プログラミングチェック含む)
・故障の場合:●●ドル(関節、材料の疲弊、プログラミングバグを除く)
・課税:年間○×ドル
・年間のトータルリターン:〇〇%
<セールスキャッチ>
AロボットはBよりも加重労働クラスが高く、お得!
あなたの資産をより増やすことができます^^
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みたいな感じでしょうか。
以下のようになってきたら注意が必要です・・。
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【Aロボット 価格●●ドル】
・対象労働:労働加重クラス☆☆☆☆、頭脳労働クラス☆☆
・メンテナンス:3週間に1度 ●ドル
・故障の場合:●●ドル(関節、材料の疲弊、プログラミングバグを除く)
・課税:年間○×ドル
・年間のトータルリターン:〇〇%
【Bロボット 価格●●ドル】
・対象労働:労働加重クラス☆☆☆、頭脳労働クラス☆☆☆☆
・メンテナンス:2週間に1度 ●ドル(プログラミングチェック含む)
・故障の場合:●●ドル(関節、材料の疲弊、プログラミングバグを除く)
・課税:年間○×ドル
・年間のトータルリターン:〇〇%(Aよりも〇%高い!)
<セールスキャッチ>
BロボットはAよりも頭脳労働クラスが高く、お得!
あなたの資産をより効率的に増やしましょう^^
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このようになり、かつ人口が過密になって人間の労働賃金がロボット運用コストよりも低くなるとすれば・・・・。
映画エリジウムのSF世界にちょっと近づいたことになってしまいますね。
まあ、
この状況において、頭脳労働に強いロボットが、荷重労働に強いロボットを使うという構図も生まれてくるわけであり、一概に悲観的になる必要はないとは思います。
とはいえ、ロボット課税というのは
映画エリジウムの世界に繋がっているように思い
ちょっと怖いと思った次第です。